ステンドグラスの魅力


社会人になってから運転免許を取得し、時折母と一緒に叔母の家に訪れていました。

叔母はとても器用で、可愛い小物〜実用品、パッチワーク、
レース、毛糸の編み物はセーター〜ベットカバー等々、
とにかくセンスもよく全てプロ級の腕前でした。

晩年はちりめん細工の教室を開き、東京へ生地の買い付けに行ったり
雑誌の取材を受ける程でした。

ある日、2階の作業場にしている部屋に誘われ、
(今日は何を見せてもらえるの?)期待しながら付いていくと

出窓に射し込む陽光を受けて、上品にきらめく
スタンドライトが目に飛び込んできて

(なんて美しいのだろう!)すっかり魅了されてしまいました。

今まで何かが足りなかった…これだ、これなんだ!

(叔母が見せたかったのは他の作品だったらしいけど)

さっそく叔母に聞いてみると、ステンドグラスというガラス細工で、
数年間教室に通ったとのことでした。

その日以来頭から離れず調べてみると、工程は

デザイン画→型紙作り→ガラスカット→カッパーテープの巻きつけ→ハンダづけ

→パテーナ(ハンダを変色させる溶液)塗り→水洗い→仕上げ

といった具合になかなか手間と根気のいる細かい作業です。

一度だけでしたが、ステンドグラス体験教室でクリスマスツリーの
照明器具を作ったことがあります。益々虜に。

これに決めた!極める!と意気込んだものの

現実は、子育て、仕事…時間も余裕もなく。

ようやく少し余裕ができた頃必要な工具を揃えたのですが
不況の波に押し流され中断。(結構材料費がかかるのです)

そしてコロナ禍の大不況の影響を諸に受け、又も断念。

コロナの収束と景気の回復を祈りながら

これから先の楽しみにとっておこうと思います。




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